北奥法律事務所

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壮大感動巨編「シンガポールの魂を救った日本人~田中舘秀三物語~」第1回:企画案とあらすじ導入部

壮大感動巨編「シンガポールの魂を救った日本人~田中舘秀三物語~」第1回:企画案とあらすじ導入部

前回の投稿で述べたとおり、今回から「田中舘秀三博士の活躍の映画化を目指すべく賛同者や本職の方の参考にしていただくためのシナリオ案を提供する」との見地から、秀三博士の物語について、計11回という当ブログ史上はじめての途方もない?連載を開始します。

末尾の「あらすじ案(導入部)」をご覧になって関心を持っていただいた方は、どうか、呆れ果てることなく、最後までお付き合い下さるようお願いいたします。

なお、「あとがき」でも触れますが、シナリオ案のうち秀三博士らが植物園などを守るため奮闘した光景は概ね参考文献を要約したものですが、今回の主要人物であるシンガポール華人らとの関わりや「悪のカリスマ参謀との対決」などは当方独自の創作ですので、その点はご理解のほどお願いします。

シンガポールに行く前からこんな馬鹿げた?ことを考えていたわけではなく、思い立ったのは帰路の機内です。飛行機では映画を見るより本を読む方が好きなので、往路は本を読んでいたのですが、往路の着陸直前に、それまで拝見する機会のなかった「君の名は」が入っているのを発見したので、復路はひたすら拝見していました。

個人的には幾つかの場面や設定が懐かしのジャンプ作品「きまぐれオレンジロード」を思わずにはいられませんでしたが、それはさておき、秀三博士の顕彰のあり方としては映画が一番よいのでは?と思うようになり、帰国直後に博士を巡る物語についてあれこれ調べたところ、ますますその意を強くしました。

代表的文献であるコーナー博士の本(昭和57年刊の中公新書)では、訳者(石井美樹子氏)が「華々しい戦争シーンもなく、遠い東南アジアの博物館を守った物語なんてニーズはないと出版社に言われ難航した」と仰っていましたが、当時はともかく、今であれば、「縮まる世界」の中でシンガポールは十分に身近な国ですし、秀三博士らの功績も昭和57年当時よりも今の日本人の方が、価値を理解できる人が多いのではないかと思います。

そんなわけで、

→秀三博士の物語(の価値)を世間に伝えるには映画化が一番だ。
→しかし、埋もれた逸話なので、映画化してくれと叫んだだけでは誰もやってくれそうにない。

→いっそ映画化あらすじ案を作って関心を持ってくれる人がいれば、プロの耳に届いて本物を作ってくれる日も来るのでは?

→プロに関心を抱かせるため(素材提供)の「あらすじ原々案」くらいなら、自分でも考えつきそうだ。
→華人虐殺は日本陸軍の「悪のカリスマ」が絡むので、悪玉として対決させれば見応えも増すはず。

→どうせなら、シンガポールを建国した地元民との繋がりも描いた方がウケがいいのでは。
→それなら、「男たちの大和」の真似で現代パートも作り、現代人が過去を回想する展開はどうか。

→他の業界は分からないので、主人公をシンガポールに赴任する岩手出身の渉外弁護士にしよう。
→ラストシーンは、あれをネタ(舞台)にするのがお約束でしょう。

といった発想で、恥も外聞も捨てて?とりあえず作ってみた次第です。

余談ながら、往路で読んでいたのは、著名ブロガー・ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」という本で、「高生産性シフト時代」を見据え、個々人の作業の生産性の向上を強く提案する趣旨の内容でした。
http://www.diamond.co.jp/book/9784478101551.html

深夜にこんな非生産的な話を書く暇があったら休めと著者に叱られそうな気もしますが、もし本当に映画化が実現するのでしたら、ある意味、とても高生産的な営みをしたことになるかもしれず、後者に化ける日が来ることを願って、とりあえずサイトへの掲載は何を言われようとめげずに行いたいと思います。

【あらすじ案(導入部)】

時は2006年の東京。盛岡出身で東京の大手法律事務所に勤務する若手弁護士・千代は、上司にシンガポールの顧問先企業への半年間の出向を命じられる。出世コースから外れたと落胆する千代を待っていたのは、あの戦争がシンガポールに及ぼした惨禍を知らず観光気分でやってくる日本人を快く思わない顧問企業の直属上司・ヤンによる冷淡で過酷な業務命令だった。

ほどなく、顧問先企業に激震が走るも、対策チームから外され不遇感を託っていた千代。そんな千代がある日、執務机に置いた写真を見て驚いたヤンは、千代に古ぼけた水彩画を見せてくれた。

ヤンは、その絵が、日本の占領時にシンガポールの貴重な文化財を戦災から守り、抗日活動に携わるヤンの祖父を日本軍の追跡から守ってくれた、ヒデゾウ(田中舘秀三)という日本の学者から贈られたものだと告げ、祖父と父から聞いた話を語りはじめる。

それは、金もいらず名もいらず、大英帝国が東南アジアの大自然をもとに築き上げた人類の共通資産である膨大な学術資料と貴重な文化財、植物を混乱と略奪から守り抜き後世に遺すことだけを求めて立ち上がった、一人の風変わりな異端学者の物語だった・・・

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