北奥法律事務所

岩手・盛岡の弁護士 北奥法律事務所 債務整理、離婚、相続、交通事故、企業法務、各種法律相談など。

〒020-0021 岩手県盛岡市中央通3-17-7 北星ビル3F

TEL.019-621-1771

卵とじ

薄く延ばした卵とじの「ひっつみ」が世に出る日を求めて

半年ほど前にFB投稿した記事の掲載も、ようやく最後です。この日(半年前のある日)は、昼に裁判所に所用があり、近くの北ホテルのレストラン窯で「ひっつみ定食」を美味しくいただきました。

ただ、大事なことなので何度でも言いますが、私の実家では「卵とじ」のひっつみを長年、愛食してきましたので、市内等のどこにも卵とじのひっつみを提供して下さるお店がない光景は、とても残念に思っています。

盛岡の方々は卵とじに馴染みがないのかもしれませんが(津軽の貝焼き味噌のように、卵とじは青森の文化かもしれません)、ひっつみは卵とじをした方が何倍も美味しいので、市内の飲食店関係者の皆さんにおかれては、プラス100円等で「卵とじサービス」を前向きにご検討いただければ幸いです。

あと、欲を言えば、キノコも椎茸ではなくナラタケ(二戸等ではカックイ。盛岡ではボリと呼ぶそうですが、カックイの方が音がいいと思います)にしていただければ、なお有り難いです(ナラタケ+鶏肉の組み合わせは、ひっつみ・蕎麦・雑煮など、どれにも抜群に相性が良いです)。

関連して、昔々に書いたこちらの記事もご覧いただければ幸いです。
「ひっつみ」に関する照会とお願い | 北奥法律事務所 (hokuolaw.com)

***

以上のFB投稿に、地元の先輩でもある二戸の著名人Kさんから「うちも昔は卵とじのひっつみだった(が、今は、見かけなくなった)」とのコメントをいただきました。

苦節四十数年、私の実家以外で、卵とじのひっつみを食べたことがあるという方に初めてお目にかかり、感動するばかりでした(笑)。やはり、二戸には、そのような食文化があるのかもしれません。

ともあれ、ぜひKさんの影響力で二戸や盛岡などの飲食店の方々に勧めていただければとお願いしました。

また、ひっつみは巨大な鍋に、ひっつみを可能な限り薄くのばし、グツグツした状態でひっつみを投入

→その後、グツグツ鍋に卵とじを投入

→共に極薄のひっつみと卵とじのハーモニーを、鶏肉等のダシの利いたツユで味わい至福のひととき、

というのが王道と認識しています。

というわけで、ウイルス禍明けにでも、Kさん?の仕切りで、パークホテルか馬淵川公園?等で

「南東北の芋煮に負けるな!北東北にはこれがある!」

とでも題して、自分たちで大鍋にひっつみ(と溶き卵)を入れて食べる一大パーティを開催いただき、それを皮切り?に、二戸の古くて新しい名物として売り出していただけないかと、願わずにはいられません。

「ひっつみ」に関する照会とお願い

ひっつみについて、溶き卵をかけて提供している(選択制=トッピングも含め)お店がないか、ご存じの方はご教示いただければ幸いです。また、ひっつみを提供している飲食店の方(検討中を含め)がおられれば、ぜひ、上記の点をご検討いただきたいものです。

「ひっつみ」と言われてピンと来ない方のために書きますが、ひっつみとは、岩手県央部から青森県東南部(いわゆる南部地方)の郷土料理の一つで、大雑把に言えば、すいとんの豪華版とでもいうような料理です。

私の実家では、ひっつみを溶き卵でとじて食べるのですが、どういうわけか、岩手県内のどこのお店に行っても、ひっつみを卵でとじて食べる店に巡り会えません。私は、ひっつみは、絶対に卵とじをした方が、美味しいと確信します。

また、私の実家では、ひっつみは、巨大まな板で透けて見えるほど薄く延ばしてちぎって鍋に入れるのですが、どこのお店に行っても、薄く延ばさずにちぎった状態(やや団子状)で鍋に入れてしまいます。しかし、ひっつみの食感やのど越しは、可能な限り薄く延ばした方が遙かに良く、どうしてどのお店も薄く延ばさないのか、理解できません。

味付けは好みの問題かもしれませんが、この点も、お店で食べたもので実家よりも美味いと感じた記憶がありません。

というわけで、ひっつみに関しては、私の実家に優ると思えるお店をついぞ見つけることができません。ひっつみは南部地方にしかないので、結局、我が実家は「宇宙一ィィィィィのひっつみ」ということになります。

ご参考までに以前に実家で撮影した写真(見た目はイマイチでしょうけど)を添付します。これと「ひっつみ」で検索した画像群とを比べていただければ、「卵とじをしたひっつみと、そうでないもの」との見た目の違い(見た目の良さの点はさておき)が分かると思います。

このような理由から、私は母に、酒屋を閉めて蔵を改装し郷土食レストランでもやったらどうかと何年も前から勧めてきたのですが、やる気なしとのことで、やむなく、妻に私の実家の料理を覚えて貰い、北上川を臨むリバーサイドに郷土料理のレストランを開店して欲しいなどと夢想したりもします。

が、もとより無駄な期待でしょうから、母のレシピを承継する方が実家の方に早く登場して欲しいと願うばかりなのですが、こればかりは、ため息の毎日というほかありません。

2012121513220000