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河野太郎行革相

菅政権の幕引きと、またしても鈴木善幸内閣の既視感

菅総裁の誕生時に、首相の来歴や政権の成立過程は鈴木善幸内閣によく似ていると投稿したことを覚えている方もおられるかもしれません。

鈴木首相は自ら総選挙の陣頭に立つことなく幕引きとなりましたが、このまま菅首相が辞任となれば、

内部調整は得意だが対外問題に慣れていない方が、世界規模の問題(当時は冷戦と外交、現在はウィルス等)に翻弄され、力尽きて解散もできず終幕を迎えた

という点でも、鈴木内閣と共通点を持つことになります。

もし、来る総裁選で河野太郎行革相が勝ち上がる展開になったときは、後継という点でも、鈴木内閣の完全な再現となります(引用ブログの次の回を参照)。

ともあれ、野次馬(ノンポリ無党派)の立場では見応えのある?展開になってきたのかもしれません。

個人的には、懲りることなく、上記の引用記事のとおり、次期内閣では山下貴司外相→いずれは総理、に期待しています(笑?)。

TVで拝見する限り、ここ数ヶ月の菅首相は、かなり疲労が蓄積されているように見えました。色々と批判もあろうかとは思いますが、隣県人として、お疲れさまでしたと申し上げたいと思います。

河野太郎行革相は「鈴木善幸内閣の中曽根康弘行革相」の再現となるか?

虚報新報北奥支部特派員?(現地採用)の小保内です。

前回投稿した山下外相待望論はサクッと外れましたが「菅政権の誕生の姿は鈴木善幸内閣によく似ている」という件に関しては、興味深い事象が生じました。

高齢者?と留任ばかりの内閣(新任の方も平沢復興相を除き知名度が低い)の「ほとんど唯一の目玉」と見られているのが河野行革相かと思いますが、鈴木内閣では、中曽根次期首相が行革相に相当する行政管理庁長官になっているのですよね。

ですので、仮に、菅内閣が短命に終わり、河野行革相が実績と名声をあげて次期首相に躍り出ることがあれば、見事に歴史が繰り返したことになりますので、今後の展開を興味深く見守ってよいのではと考えます。

さきほど、河野行革相が「閣議でナンバー2の席に座った」というニュースを拝見しましたので、ますます、その色合いが強くなったとも言えそうです。

もちろん、私は菅内閣が短命に終わることを願っているわけではありませんので、鈴木首相がなさりたかったであろう「自分に取って代わるかもしれない敏腕行革相を使いこなして名宰相を目指す」という路線で頑張っていただければと思います。

なお、前回ピックアップした「鈴木内閣との共通点」については、自民党が権力抗争に明け暮れた三角大福の各政権をまとめて一個の時代と捉えれば(「中」は世代が違い安定期に転換されたのでカット)、菅政権は「一つの大きな時代のあとに就いた首相」という点でも鈴木内閣と共通することになります。

まあ、鈴木内閣は「三角大福時代の終わり=中曽根長期政権への転換点」ですので、菅首相にとっては、そうした意味では全くもって似て欲しい話ではなく、余計な一言というほかありませんが。

また、三角大福混乱期→ひと呼吸の鈴木内閣→中曽根安定期という流れに照らせば「安倍安定期→ひと呼吸の菅内閣→政界大混乱へ」との展開もありうるかもですし、小沢氏などはそれを狙って今も策動なさっている?のかもしれません。

このネタ(河野=中曽根再来かも説)は必ずマスコミが取り上げるネタと思われ、もしかするとワイドショー等でも誰かが言ったかもしれませんが、私はまだ見ていませんので「誰かが言う(聞く)前に言ってやる!」との思いで、大慌てで書きました(初出は前日のFB投稿です)。