杜の都・仙台の並木道と、街に緑が少ない盛岡

数年前のGWに、当時の「土日の高速1000円」政策に触発され、1泊2日で秋保温泉を中心に仙台近郊巡りをしたことがあります。その際、新幹線でしか行ったことのない仙台中心部に初めて自動車で入りましたが、盛岡との違いとして、片側2車線以上の幹線道路の多くで、道路脇や中央分離帯内に大きな街路樹が設けられていたことが強く印象に残り、「杜の都」と称される理由が実感できました。

盛岡の場合、都市景観と呼ぶに値する見栄えのよい街路樹となると、盛岡地裁から市役所までの並木くらいしか思い当たらず、当時はまだ存在した旧県立図書館前の杉並木は伐採されてしまいました。

あとは、中央通などで申し訳程度に小木が点在している程度、というのが率直な印象で、ここ数年に新たに作られている片側2車線の道路群(西バイパスなどが典型)でも、街路樹群が設けられることは皆無といってよい悲しさで、仙台と比べて都市景観の貧しさ、さらには市民の関心の低さを感じずにはいられません。

旧図書館前の杉並木については、生え方が雑然とした感じもあり、伐採されたことで、かえって岩手公園(庭園)の景観が楽しめるようになったとの意見も多くあるようですが、郊外などに次々と作られる片側2車線の幹線道路の殺風景ぶりを見ていると、心まで殺伐としてくるような感じは否めません。

都市化して無縁社会化が進行した盛岡では地域住民等の自主的な働きかけは難しくなってきているのかもしれませんが、なるべくなら役所主導ではなく、住民サイドからの動きにこそ期待したいところです。

盛岡に限らず、岩手全域を見渡しても、「中心市街地や幹線道路に緑が溢れた街」というのを見かけないように感じますが、条例制定運動なども考えてよいのではないでしょうか?(少なくとも、岩手弁護士会・公害環境委員会は賛同ですが)