岩手1区の無党派層にとっての今回総選挙の最適解とお願い

一部の方にとってはお待ちかね?の選挙ネタ投稿です。大長文ですが、このネタが好きな方と、岩手1区の投票先を悩んでいる方にはご覧いただければ幸いです。

今回の総選挙の岩手1区ですが、岩手日報は一貫して階猛氏優位の報道をしているものの、ツィッター情報によれば朝日新聞等が階氏・米内氏とも伯仲?の報道をしたのだそうで、お二人とも最後まで勝利を信じて競い合っていただければと思っています。

私は盛岡北RCの釜のメシをいただくようになって久しく、仕事を紹介いただくなどした会員の方々も何人かおられますし、特別親しい関係とは言えないものの、ご本人のお人柄もよく存じていますので、当クラブの身内というべき米内さんに投票しない選択肢はありえず、彼が出馬を続ける限り、今後も投票行動は結論ありきというほかないと思われます。

反面、私は「ガチ自民」の田舎の小さな商家である実家(を取り巻く地域社会)から出て行かざるを得なかった人間であり、ガチ自民の方々が作り上げる空間が安住の地だと思うことが難しい「本籍地・無党派」の身ですので(中道寄りですが中道党の支持者ではありません)、右派色が非常に強いとされる高市政権には様々な論点で抵抗感がないわけではなく、比例投票はどうしたものかと溜息をついているのが正直なところです。

それでも、こうした投稿をしているのは、どこに行っても村はずれの窓際住民にしかなれない私にとって安心できる居場所は、今や盛岡北RC(と日弁連廃棄物部会)くらいしかないから、との点に尽きるというほかありません(双方の主要メンバーの政治的スタンスが逆じゃないか、という点はさておき)。

ちなみに、私は故・石川知裕もと衆院議員の高校1年次の同級生ですので、支持政党云々に関係なく、北海道11区の石川香織さん(奥様)の当選も強く祈念しています(当然、あちらの選挙区民なら、彼女に投票しますし、香織氏もWebで多少はお仕事ぶりを拝見していますので、階さんと同じく、立憲系の中では国会議員に相応しいと無党派層も得心できる方だと思っています)。

というわけで、ここでは高市政権や他の政党についてあれこれ述べることはしませんが、無党派層の立場からは、

様々な話や勝敗はともあれ、結論として米内さんと階さんの双方に国会に行っていただくのが、岩手1区民(無党派層)にとってはベストな結論である

と確信しており、投票行動が決定済みの方はともかく今も検討中という方は、結論として、お二人とも国会に行けるよう(惜敗側が復活当選できるよう)、予測報道を参考にしつつ、賢明な投票行動をとっていただければと願っています。

ついては、今回の投稿は(前置きが無駄に長かったですが)その点に少し触れたいと思います。

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まず、冒頭で私の投票予定を書きましたが、無党派層の立場からは、小選挙区の当落云々はさておき、階さんを国会議員から引きずり下ろすなどという選択肢・光景は、ちょっと思いつきません。

政治的スタンス云々はさておき、国会議員に求められる実務的なことについて、誠実かつ適切に長年仕事をなさってきた方であり、不祥事云々も到底考えられませんので、今後もぜひ良識ある国会づくりのため頑張っていただきたい、というのが岩手1区のフツーの無党派層の感覚なのではと思います。

個人的には、岡口もと裁判官の弾劾裁判はどうにかならなかったかと残念に思っていますが(私も「はぐれ法律家」の端くれなので)、認容派の中心が自民系議員さん達だった可能性も高いでしょうし、今回の投票の否定材料にはなりません。

他方、米内さんも、まだ若く階さんと比べ未熟な面もあろうかとは思いますが、東大出身者として階さんに負けない高い(潜在的)能力や良質な人格をお持ちの方だと(当クラブで接して)思っていますので、それを活かす場が与えられないのはあまりに勿体ない、と言えることは間違いありません。

とりわけ、階さんが高市政権の(行き過ぎの)抑制などという形で国政全体の中での活躍を志向しているのに対し、米内さんは「まずは岩手を豊かに」と地方経済への取組を志向していますので、主要取扱分野に重複・対立がほとんどなく、お二人とも各人の立場でご自身の役割に取り組んでいただくのが望ましいと思います。

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少なくとも、無党派の立場からは、「この人は議員にさせてはいけない」というのでなければ、自身の選挙区の議員さんが1人しかいない状態よりも、2人いらした方が断然よいと思います(政治ないし政治家を身近に感じることができますし)。

私は、自身が岩手に戻った直後に階さんが出馬し、当時はチープな小沢氏礼賛演説の類を(弁護士会等で)何度か聞かされていたので、つまらない人が来たのかなと思っていたのですが、その後、小沢氏と袂を分かち達増知事夫人らと対決するようになってからは(当方ブログ「岩手保元の乱」を参照。このときは階さんに投票しています)、政治家として独り立ちされたというか、無党派層的には今後も末永く続けていただきたい方になったと感じるようになり、今に続いています。

反面、選挙区的には階さんの当選が確実な状況が延々続いたこと、髙橋比奈子さんも直にお話を伺う機会が何度かあり、ご実家の歴史を交えて強い信念、覚悟をもって政治に取り組んでおられると感じましたので、上記の理由から比奈子さんに投票したこともあります。

所詮、個人のレベルでは、誰が当選しても自分の生活等に直接の影響があることはありませんし(私は議員さんから仕事の斡旋を受けたことがほぼ全然ありません。良くも悪くも・・)、そうであれば、(その時々の政治情勢を踏まえた選択を別とし、候補者個人レベルで判断するなら)せめて恥ずかしくない、国政で活躍できる能力と見識を有する方(将来の期待を含め)を送り出したいというのが無党派層の基本的なスタンスだと思います。

となると、その価値基準に合致する(かつ、相応の支持を集めている)方が複数いれば、双方とも国政で活躍いただきたいと思うようになるはずです(個々の議員が地元に恩恵をもたらす活動をしていただけるかはともあれ、信頼に足る方々であれば、二人分の議席を得られた方が、選挙区民的にはトクした気分になると言えます)。

それは、岩手1区に限らず、全国すべての選挙区で言える話であり、現行の衆院選挙制度は、いわば「得票数に応じて選挙区同士が復活当選を奪い合う、議席の椅子取りゲーム」という面が否めないと思います。

であればこそ、現在の岩手1区民(の無党派層)にとって、どちらが当選できるかどうか以上に、「どうやったら二人とも国会に送り出せるか」の方が、遙かに関心事(大切)と言えるようにも思われるのです。

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他の東北各県のことは分かりませんが、現在の報道からは、岩手県内に関しては、2区が結論に議論の余地なし、3区は本当に大接戦で最後まで読み切れず、ということになるのではと思われます。

そのため、過去の選挙結果と照らし合わせれば、米内さんが階さんに惜敗した場合、藤原氏が小沢氏に勝てるかどうかで、復活当選の可能性が全然違う(藤原氏が勝利すれば今回は復活当選ほぼ確実、逆なら通常は厳しいが、今回の全体予測からは復活もありうるかも)というのが、多くの方の見立てであろうと思います。

なお、階さんが惜敗したときは、幾ら何でも(どれほど中道党が苦戦しても)復活当選できると思いますが、岩手日報の選挙予測を前提とすれば、残りの日数で米内さんが覆すのは、容易ではないと思います(陣営の方々のご尽力に水を差すつもりはありませんが)。

ここで批判云々をするつもりはないものの、米内さんの政策群を拝見すると、自民支持層に響くことは十分に訴えておられると思いますが、無党派層に刺さるメッセージがどれだけあるかというと、よく分からないと感じる面はあります(その点で、無党派層の多くが文句なしと感じる実績を地道に積み上げてきた階さんの方が、年の功?で有利でしょう)。

私は、先般の盛岡市長選で内舘さんが悲願を果たすことができた最大の理由(きっかけ)は、「コロナウィルス禍で社会が閉塞感に包まれる中、大通弁当企画の主催者として街が賑わう話題を提供し、行動する新しいリーダーとしての印象づけに成功したこと(裏返せば、当時の谷藤市長はそのような存在感を果たせなかったこと)」だと思っていますが、それにあたるような「皆が歓迎するような企画・事業をもたらす、まちのリーダーとしての存在感のアピール」をこれまで米内さんができたと言えるかとなると、多少口を濁さざるを得ないように思います(松園地区の行事などに尽力されていることは存じていますが、大通弁当企画と同視するのは無理です)。

もちろん、それは言うは易しの類の話で、内舘さんもある意味運が良かった(長期の努力などを通じて運を引き寄せた)とも言えますので、それ自体を米内さんにとってのマイナス要因と捉えるのは酷というべきでしょう。

しかし、若くして勝ち上がっていく方々は大なり小なり無党派層に刺さる「この人スゲぇよエピソード」を引っ提げてくるのが通常でしょうし、「地方が大事だ」というのであればなおのこと、自身が中心となって地域内に明るい話題を投じた実績の有無が投票行動にあたり重視されることは議論の余地がありませんので、米内さんご本人や陣営の方々はそうしたことを今後もよく考えて実践いただければと思っています。

また、選挙時の世論(風)云々を別とすれば、それ(イベント主催云々)だけで現在の階さんに勝てると言えるかは疑問であり、必勝を期すのであれば「小沢氏の一番弟子」たる達増知事に(3区の後継ではなく)1区にお出ましいただき、「小沢王国後継者最終戦争(落とし前戦争)」として階さんと対決いただく(その漁夫の利を目指す)ことが必要だと思っています。

ただ、三つ巴戦争が共倒れリスクを伴うのは賢明な達増知事なら百も承知のことで、達増知事を引っ張り出すには「そうせざるを得ない状況」を積極的に作る努力が不可欠であり、それには、著名政治家やマスコミなどを巻き込む大謀略を要するのかもしれません。

前回の総選挙(1年半前)の直後に、荀彧先生に倣ってその謀略(二虎競食の計、 駆虎呑狼の計)を思いついたので、戯言としてFB上で書いてみたいと思ったのですが、いつの間にやら次の選挙になってしまいました。

ただ、その導火線となる小沢氏の引退がいよいよ現実味を帯びてきたため、いまこそ謀略の出番かもしれず、選挙のあとにでも書いてみようかな、と思わないでもありませんが、そんな暇があればさっさと起案せよの多方面からの連弩攻撃で私の方が滅ぼされてしまいそう、というのがお恥ずかしい実情です。

ともあれ、戯言の類はさておき、結論として米内さん・階さんのお二人とも国会に送り出せるよう、岩手1区その他の皆さんにおかれては、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。